高齢者体験
当社で、介護保険を使った住宅改修(リフォーム)を行うに伴って、私は、現在、福祉用具専門相談員の講習を受講しているのですが、先日その講習のなかで、高齢者体験を行いました、ゴーグルを着けて、視界を悪くし、ヘッドホンのようなもので、聴覚を聞こえづらくし、肘と膝にサポーターと、おもりを着け、手足の動きを悪くして、建物内の階段まで行き階段の上り下りをし、トイレに入って戻ってくる、高齢者で視覚や聴覚、手足の不自由な方の感覚を体験することにより、より高齢者の方に適切なアドバイスが出来るようになる体験でした。実際にやった感想は、「大変」の一言です。視覚が悪いので、歩くのも大変、特に階段は、手摺りがないと怖い、特に下りの階段が怖かった。通常右か左側どちらか手摺りが着いていないことが多く、両側(自分の利き手側)に着いていないと危ないように感じました。トイレでは、手摺りが無いので座ったり立ったりが大変だったり、スペースが狭く体の向きを変えづらい、トイレのドアが引き戸でないので開けづらい等有りました。あと、白内障などで、視界が悪い状態だと、わかりづらい色がある。このような色で文字が書いてあってもわからない等、とても貴重な体験をしてきました。それとその、体験の一環で、全盲体験もしてきました。これは、二人一組で一人が、介護者、全盲者になって建物内で会談まで行き階段を上り下りして戻ってくるものでしたが、全盲者役の感想はとにかく怖い、何も見えない(当然ですが・・・)なか、介護者の支援はあるが歩くこともままならず、建物内なので、点字ブロックもない状態で歩き、階段を上り下りするのは言葉で言い表せない怖さでした。それと、介護者役は、本当にあらゆる事に気を遣い、言葉で相手に伝えることの難しさ本当に勉強になりました。今後、介護保険を使ったリフォームは、もとより、障害者の方のリフォームなどを行う際には、より、相手の立場に立って、ご提案できるようにしていこうと思います。
by.店長