インフルエンザ警報
冬本番となり、寒い日々となっています。空気も乾燥していますが横浜では1月は雨がほとんど降っておらずこれも記録的なことです。また、今の時期に特に気をつけなければならないのが、インフルエンザです。
現在は全国的に「大きな流行の発生・継続が疑われることを示す」『警報』の状態となっています。そのインフルエンザ治療薬として最近話題になっているのが、「ゾフルーザ」という錠剤です。いままでの主な治療薬は経口薬としては「タミフル」が有名ですが、「タミフル」は細胞内で増殖したウイルスが外に出るのを妨げる仕組みになっています。これにかわり「ゾフルーザ」はウイルスの増殖自体を抑えます。症状の改善効果はタミフルと同等ですが、ウイルスを殺す力は100倍も大きく、周囲への感染防止効果がある可能性もあります。服用回数は、タミフルが1日2回、5日間服用するのに対し、ゾフルーザは1回だけ。このように、従来と違う仕組みで効果があり、使い勝手もよいと注目されています。
しかし、「ゾフルーザ」は耐性ウイルス(薬剤に抵抗性をもつウイルス)の出現頻度が高いとのことで、今後の状況によっては、既存の薬を服用する方がよいこともあるとのことなので、医療機関の指示にしたがった薬を服用するほうがよいようです。暖かい春まではもう少しなので、体に気をつけてがんばりましょう。 ではまた。 BY.U